小学生で国語を学習している生徒さんは、学習に入る前に
6分間読書を実施していますが、近頃6分間では足りず、
「区切りのいい所まで読ませて下さい。」という生徒さんが
増えてきました。(もちろんOKです。笑)
読む楽しさを感じてくれているのかなと、嬉しく思います。
小学生から高校生くらいまでは濫読の時代と言われています。
いろいろなジャンルの本を手当たり次第に読んで、自分の
好きな世界を見つけてくれますように。
◇生徒のお勧めの一冊◇
「山田県立山田小学校」 山田マチ作
ぼくは、「山田県立山田小学校」という本を紹介します。
まず「山田県立山田小学校」というお話は、話が五つあります。
ぼくはその中から一番おもしろいと思ったお話をしょうかいします。
「カフェ・ド・ヤマダ」という話です。山田小学校の校舎のうらに
「こども商店街」があります。
その中に「カフェ・ド・ヤマダ」という店があり、そこのマスターは
小学生です。マスターは、おしゃべりな女子や、きかんぼうの低学年は
入店をおことわりしています。
高学年でも大きな声を出したり、ケンカをしたりすると「出入り禁止」
になります。
「カフェ・ド・ヤマダ」は、マスターに選ばれしおとなの小学生
だけが楽しめる、とくべつな場所なのです。
しかし、二学期がおわるころのことです。
「カフェ・ド・ヤマダ」は閉店することになりました。みんなが
「やめないで。」と言ってもマスターはグラスをみがくだけでした。
そしてみんなに「やめないでって言うのはもうやめて。」と言いました。
ほかにももっとおもしろい話があるので、ぜひ読んでください。